7年前②楽しい夜
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中国南部にバックパック旅に出かけた私に訪れた、初めてのイスラエル人との出会い。
出会った日の夜は色んな話をした。
彼はオープンに自分のことを話してくれた。
年齢は28歳で学生だということ。
大学に入学したのが27歳だったのでまだ一年生だった。
当時大学4年生だった私は、彼も大学生だと聞いて同じ年齢位だと思ったら6つも年上で驚いた。
それもそのはず、
イスラエルでは男女共に兵役制度がある。
高校卒業後、
男子は3年、女子は2年。
これも国の存続を護る為にある制度らしい。
兵役中はどこにも行けない若者たちは、
退役すると多くの人達が海外にバックパック旅に出かけるらしい。
そのまま大学に行く準備をする者もいるらしいが、ほとんどの人がまずは休暇(=自由)を楽しむ。
彼はその後アメリカに行ったらしい。
アメリカでの生活の話もしてくれた。
高校〜大学までの流れや
大学に入学する年齢も幅広い。学びたいときに学ぶ。
彼らの社会システムの違いに驚きでいっぱいだった。
家族の話もした。
彼は3人姉兄の末っ子だった。
お兄さんは軍人だった。
特別部隊に所属していたお兄さんは戦争で命を落としてしまっていた。(詳しくは忘れてしまったが、恐らくパレスチナとの戦い。。)
この時代にお兄さんを戦争で亡くしているなんて、、、
衝撃が強すぎて言葉にならなかった。
国のことについて話をしている時の彼は、
言葉にするのが難しいが、【背負うもの】があるかの様な責任感に満ち溢れる様な印象だった。
国民一人一人が、国の存続の為に責任を感じて生きている。
日本でのほほ~んと生きてきた私とは次元が違いすぎた。
少しヘビーな話から、
今まで行ったことがある国の話や大学で学んでることなど、軽いお話まで私達は沢山お話をした。
寝る前に、
(彼は明日は何するんだろう〜。一緒に周れたら良いなぁ〜)
と期待した。
でも明日の予定を聞いて
"一緒に過ごしたいんだな"と思われたら迷惑かなぁ〜
と思うと予定を聞けずにいる自分がいた。(考えすぎ!)
すると彼の方から
『明日の予定は決まってる?まだなら一緒に観光しない??』
と誘ってくれた。
(待ってました〜〜〜〜!!)
と心の中でガッツポーズ。
『Yea Sure』
なるべく高まった感情が悟られぬよう平然を装いながらそう答え、
特に予定は決めずにその日の夜はおやすみをした。
三人部屋に二人だけの空間。
次の日が楽しで仕方がなかった。
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※写真は2014年北京にて。
最先端な、、の、、、??w
#私の恋愛ストーリー
#小説風に書いてみた
#少し短めにした
#つづく
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