Blah blah blog

Talkativeな女子によるtalkativeな女子の為のtalkativeなブログ

7年前①出会いin 中国

今から7年前のこと。
2014年9月10日。


私の人生史を書くとしたら決して忘れることは出来ない人との出会い。




今から遡ること7年前、2014年9月、私は親友の故郷に遊びに中国へ向かった。
私と親友のXとの出会いはカナダ。
私が大学生の時にワーキングホリデーをした土地で彼女と出会ったのだ。


初めて会った時からなんだか彼女と波長が合い、カナダにいる間はもちろんその後も連絡は続いた。


カナダに移住を決意していた彼女は、ようやく移住の手続き等がひと段落するタイミングで久しぶりに故郷の中国へ帰ろうと計画をしていた。


それまで中国へ行ったことがなかった私は、「これは絶好のチャンス!」と思い彼女に連絡をしてホームステイを出来ないかお願いすると彼女はとても喜んで承諾してくれた。



私はカナダでワーキングホリデーを終えた後に東南アジアをバックパッカー旅行した。
その時に出会ったアメリカ人2人が中国で英語の教師をしていると言っていたので、その2人にも会えないかと連絡をとると、「もちろん!」と話がトントン拍子に進んだ。


また、そのバックパッカー旅で全く英語が話せない中国人のビジネスマンとの出会いもあり、一応私達はFBを交換しあっていた。(ちなみに中国ではFBの使用は一応は禁止されている。ただ使用するのもあるシステムを使うと簡単に出来るという矛盾)


そのビジネスマンにもGoogle翻訳を駆使して連絡をとってみると、一緒に観光してくれると申し出てくれた。



こうして私の中国計画は一応整った。


①2日間親友と北京を観光
②その後一緒に親友の故郷へ(北京から電車で2時間)/5日間程親友家でホームステイ
③一人旅スタート
英語が話せないビジネスマンがいる地を観光(2泊)

ベトナムで出会ったアメリカ人のショーンのいる場所へ移動(2泊)

北京へ戻りもう1人のアメリカ人ベンと北京観光
④帰国




普段旅をする時は計画を立てない私だが、今回は人と会う約束をしていたので大まかな工程表は立てた。
ただ、その土地に行ってからは友達の案内で市内観光をする予定だったので当然何を観たいか等は友達任せにしていたw




久しぶりの親友との再会。
中国の国土の広さと人の多さ、文化やマナーの違いにとにかく毎度毎度驚かされていたが、とっても活気があり食べ物は美味しくてすぐに虜になった。


ホームステイはまさしく楽園だった。
親友と電動バイクを一緒に乗ったり、料理好きの彼女のパパに餃子の作り方を見せてもらったり、充実しまくりの毎日だった。


彼女と彼女の家族に甘えてばかりいた5日間。


自分一人での移動に不安いっぱいだったが、
彼女と近い将来の再会を約束し、私はバックパックを背に持ち南下した。




英語が全く話せない中国人ビジネスマンとの3日間は忘れられない思い出となった。
まず再会する前から「自分が宿泊している宿に私の分のベットも予約するよ」と言ってくれたのでお言葉に甘えることにした。。。。。のが間違いだった。笑


そのホテルときたら、
ふっるーーーーーーいズタボロのホテルだった。内装は「改装中ですか?」と言わんばかりに壊れていて、古いし汚いし、とにかくお化け屋敷のようだった。


それでも予約してくれちゃったんだから泊まらなけば、と後に引けず。。



英語でコミュニケーションがとれないのでいちいちGoogle翻訳を使わなければならなく、最初の1日目で私はかなり疲弊していた。
それでもそのビジネスマンは絵に描いたような「良い人」だった。
彼のおかげで中国の小さな街を観光できたし、小さな屋台で絶品のワンタンを食べられた。


小さな街では「こんな昭和初期のような公衆トイレがあるのか?!」と思わせられる公衆トイレもあった。(平成に生まれた私が昭和初期を経験できるなんて今考えるとかなり貴重な経験。)


次に行く場所が決まっていた為、そのビジネスマンも私に合わせて途中まで移動してくれた。


しかし、ビジネスマンとお別れをする頃には私は心身共に疲弊していた。
コミュニケーションをスムーズにとれないストレスは思ったよりも大きかった。



夜行列車に乗り、10時間以上かけて中国の南部へ移動した。
ベトナムで出会ったショーンと会う為だ。


ショーンは彼女と同棲していた為お家には泊まらせてあげられないということだったので、
おすすめのゲストハウスを事前に聞いていた。


夜行列車の疲れを取るべく私はすぐさまショーンにおすすめしてもらった宿に向かった。


チェックインをして、シャワーを浴び、同じ部屋の香港人のマーティンとお話をした。


次の日の朝からショーンに会い歩きに行く約束をしていたので予定がないマーティンも誘い3人で行くことにした。


夜はマーティンにオススメしてもらった近所のご飯屋さんに一人で行った。
漢字が読めるのでなんとなくメニューの内容が分かるのが日本人特権。


3人部屋にはマーティンと私、他にもおじさんが一人宿泊していた。


せっかくお話できた二人も次の日にはチェックアウトする予定だった。


心なしか寂しいな〜なんて思いながらも、次の日になり朝早くからマーティンとショーンと歩きに行った。


歩きに行った後、汗だくだった私は宿に戻りシャワーを浴びて昼寝をしようと考えていた。


マーティンとはゲストハウスのラウンジでお別れをし、お部屋に入った。



すると早速誰かのバックパックが置いてあった。


あれ、マーティンまだバック部屋に置いてたのかな?


と思い部屋にいると



誰かが部屋に入ってきた。



それが私の忘れることができない大切な人との出会いだった。



到着するなりどうやら彼もシャワーを浴びたようだった。タオルを首にかけていた。
(彼は上半身裸だった為、後ろを向いている時におもわず背筋を惚れ惚れ見つめてしまった)



軽く挨拶をして、私もシャワーを浴びに行った。


その後部屋に戻ると彼は居なかった為、私は昼寝をした。


昼寝から起きても彼はいなかった。


内心「ちぇっ」なんて思う自分がいた。w




昼寝から目覚めラウンジでインターネットをしていた。
日本の友達に「今日チェックインして同じ部屋に泊まっている人がめちゃくちゃかっこいいの!」と早速報告する為だった。(女子はこういうところは光の速さである)


そんなことをしていたら、同じ部屋の彼が宿に戻ってきた。
どうやら一人で夕食を食べに行ったみたいだった。
(えーもう食べちゃったのか。)なんて少しがっかりしたのも束の間、
「近くのイタリアンのお店に行ったんだけど不味すぎて一口食べて残して来ちゃった」
と彼は言った。



「え、それなら私が昨日行ったお店美味しかったから一緒に行かない?私はこれからご飯だから!」と誘うと、「Sure」とフットワーク軽く一緒にご飯を食べに出かけてくれた。



色んな話をした。
彼の出身地はイルラエルだった。
人生で初めて出会ったイスラエル人だった。
『You are my first friend from Israel!』というと
『You are my first friend from Japan』と言ってくれそこから沢山お話をした。
彼はアメリカで暮らした経験もあったので英語が私よりもはるかに流暢だった。


パスポートの写真を見せ合ったりたわいも無い話で盛り上がった。


2日前までコミュニケーションが上手くとれない中国人ビジネスマンと一緒に過ごしていた為、コミュニケーションがスムーズに取れることが心の底から嬉しかった。
しかも何故だか一緒にいて心地よい相手だったので心が落ち着く自分がいた。


宿に戻り、私は日本の友達と電話する約束をしていた。
携帯電話で何故かSkypeがダウンロード出来なくて苦戦している私に、彼は自分のケータイ電話を差し出し
「最近買ったばかりだからアプリ全然ダウンロードされてないけど、俺の携帯でSkypeダウンロードして使っていいよ」
と言ってくれた。


この時点で私は(なんて心の広い人なんだ!)と彼の優しさに感動し、特別な感情が芽生えそうになっていた。


お言葉に甘えて携帯電話を借り、友達と電話を楽しんだ。


電話の終盤、私は部屋に戻りテレビ電話で話していた友達に「新しく出来たイスラエル人の友達だよ〜!」と紹介した。
彼は恥ずかしがりながらも私の無茶振りに答えて挨拶をしてくれた。
電話が終わりその流れで私達はインカメでセルフィを撮った。


よく分からない記念写真。




私はこの出会いを忘れたくなかったんだろう。



He is something different. 彼は何かが違う



初めから私はそう感じていた。




今思うと、あれはもしかしたら一目惚れだったのかもしれない。




*----------*




そんな出会いから7年。




一つの恋愛の種が撒かれ


芽が開き


花が咲いた




その花が咲いていた期間は決して長くはなかったけれど



花が散ってしまってから5年経った今、


悲しみも喪失感も薄れてやっとこの一つの経験を思い出として
エモーショナルにならず振り返られる。





今、大切な人がいて幸せだからこそ
過去の思い出を懐かしむことなく美しい思い出として振り返られる。




ずっと書き残しておきたかった思い出。


忘れることはないだろけど、


出会いはどこにあるか分からないし、
人生って何が起きるか想像も予想もつかない!ってことを身をもって体験したから、、



このブログを読んでくれた皆さんにもそのことをお伝えしたくて



自分の為95%
読んでくれている方への為5%



で書き始めました。




これはエピソード①なので今後も思いついた時に続きを書いていきます。






#私の恋愛ストーリー
#小説風に書いてみた
#長すぎたごめん
#次はもう少し短めで書いていきやす



絶品!屋台のワンタン



パパの餃子ハウチ〜♡



ザ•斬新。2014 in 中国